【PHP脆弱性対策】Webサイト運営者が今すぐ確認・対応しておきたいこと
先日お知らせいたしましたPHPの重大なセキュリティ脆弱性について、今回はWebサイトを運営されている皆様に向けて、具体的な確認方法と対処手順をご案内いたします。
今回の件について「自分のWebサイトは大丈夫なのか」「何を確認すればいいのか」「自分で対応できるのか」といったお問い合わせを多数いただいております。
専門的な知識がない方でも確認できる内容がございますので、まずは以下の手順に沿って、ご自身のWebサイトの状況をご確認ください。
なお、ご自身での確認や対応が難しい場合は、弊社までお気軽にご相談ください。
ご相談は無料ですので、まずはお気軽にご連絡ください。お問い合わせはこちら
弊社では、PHPのバージョン確認やサーバー環境の調査、必要なセキュリティ対策、アップデート後の不具合対応などを承っております。弊社で制作・管理していないWebサイトについても対応可能です。
現在、多数のお問い合わせをいただいているため、ご返信や作業までに通常よりお時間をいただく場合がございますが、順次対応を進めております。
STEP1:利用しているサーバーを確認する
まずは、Webサイトを運用しているレンタルサーバーをご確認ください。
国内では、エックスサーバー、さくらインターネット、ConoHa WING、ロリポップ!などが広く利用されています。
サーバー会社が分かる場合は、契約しているサーバーの管理画面へログインしてください。
サーバーの管理画面とWordPressの管理画面は異なりますので、ご注意ください。
サーバー会社が分からない場合は、過去の契約メールや毎月・毎年のお支払い明細などから確認できる場合があります。
また、制作会社にWebサイトの管理を依頼している場合は、現在どのサーバーを利用しているか確認してみてください。
STEP2:PHPのバージョンを確認する
サーバーの管理画面へログインできたら、現在使用しているPHPのバージョンをご確認ください。
多くのレンタルサーバーでは「PHP設定」「PHPバージョン切替」などの項目から確認できます。
WordPressの場合は、管理画面からも確認が可能です。
WordPressでの確認手順
- WordPressの管理画面にログインする
- 左側のメニューから「ツール」を選択する
- 「サイトヘルス」をクリックする
- 「情報」タブを開く
- 「サーバー」の項目を開く
- 「PHPバージョン」を確認する
今回の脆弱性については、PHP 8.5.12、8.4.27、8.3.36、8.2.35で修正が行われています。
これらの修正版より古いバージョンを使用している場合は、対策が必要となる可能性があります。
ただし、レンタルサーバー会社によっては、PHPのバージョン表記を変更せずにセキュリティ修正を適用している場合もあります。
そのため、表示されているバージョンだけで判断せず、サーバー会社の公式案内も確認してください。
STEP3:サーバー会社のお知らせを確認する
利用しているサーバーが分かったら、今回の脆弱性についてサーバー会社から案内が出ていないかご確認ください。
サーバー会社によって、利用者自身でPHPのバージョンを変更する必要がある場合と、サーバー会社側で対応が実施される場合があります。
すでにサーバー会社側で修正が適用されている場合には、利用者側での追加作業が不要なケースもあります。
まずは公式サイトのお知らせや障害・メンテナンス情報を確認し、不明な場合はサーバー会社のサポート窓口へお問い合わせください。
確認する際は、次のようにお問い合わせいただくとスムーズです。
「2026年10月21日に公表されたPHPの重大なセキュリティ脆弱性(CVE-2026-109618、CVE-2026-109619)について、現在契約しているサーバーでは対策が完了していますでしょうか。また、利用者側でPHPのバージョン変更などの対応が必要でしょうか。」
STEP4:必要に応じてPHPをアップデートする
サーバー会社からPHPのアップデートが必要と案内された場合は、修正版への更新を進めてください。
ただし、ここで注意していただきたいことがあります。
PHPのバージョンは、確認せずに変更するとWebサイトが正常に動作しなくなる可能性があります。
特にWordPressを利用している場合、古いテーマやプラグインが新しいPHPのバージョンに対応していないケースがあります。
そのため、PHPのバージョン変更前には、必ずWebサイトのファイルとデータベースのバックアップを取得し、可能な限り互換性の確認を行ってください。
また、サーバーにバックアップ機能が備わっている場合でも、復元方法や取得日時を事前に確認しておくことを推奨します。
WordPressや独自システムの動作に不安がある場合は、ご自身で無理に変更せず、制作会社や保守担当者にご相談ください。
ただし、今回の脆弱性についてはPHP自体の修正が必要であり、アップデートを長期間先送りすることも推奨できません。対応が難しい場合は、早めに専門業者へご相談ください。
STEP5:アップデート後の動作を確認する
PHPのアップデートが完了したら、Webサイトが正常に動作しているか確認してください。
トップページが表示されるだけでは、すべての機能が正常に動作しているとは限りません。
特に以下の項目をご確認ください。
- トップページや下層ページが正常に表示されるか
- スマートフォンでも問題なく表示されるか
- お問い合わせフォームから送信できるか
- WordPressの管理画面にログインできるか
- お知らせやブログの投稿・編集ができるか
- 予約機能や検索機能などが正常に動作するか
- ECサイトの場合、カートや決済機能が正常に動作するか
エラーが発生した場合は、PHPの変更によって互換性の問題が発生している可能性があります。
バックアップや復旧手段を確認したうえで、不具合の原因を調査する必要があります。
なお、元のPHPバージョンに戻すことで一時的に表示が回復する場合もありますが、脆弱性が残る可能性があるため、それだけで対応完了とはなりません。
ご自身での対応が難しい場合は弊社へご相談ください
ここまでの内容を確認しても、PHPのバージョンが分からない、サーバーのログイン情報が分からない、アップデートによる不具合が心配といったケースもあるかと思います。
特に、数年前に制作したWebサイトや、現在保守管理を依頼している会社がないWebサイトについては、注意が必要です。
弊社では、以下のようなご相談・対応を承っております。
- 現在のPHPバージョンやサーバー環境の調査
- 今回のセキュリティ脆弱性への対応状況の確認
- PHPのアップデートおよび動作確認
- WordPressのテーマやプラグインの互換性調査
- PHP更新後に発生したエラーや不具合の調査・修正
弊社で制作していないWebサイトについても、ご相談いただけます。
現在、多数のお問い合わせをいただいているため、通常よりご返信や作業にお時間をいただく場合がございますが、順次確認・対応を進めております。
ご相談の際には、対象となるWebサイトのURL、利用しているサーバー会社、現在確認できているPHPのバージョンなどをお知らせいただけますと、よりスムーズに状況を確認できます。
なお、調査や作業内容によっては、別途費用が発生する場合がございます。
今回の脆弱性については、何も確認せずに放置するのではなく、まずは現在の環境とサーバー会社の対応状況を把握しておくことが重要です。
ご自身での判断や対応が難しい場合は、株式会社Devoteまでお気軽にお問い合わせください。
Webサイトを安全に運用し続けられるよう、必要な対応をサポートいたします。
株式会社Devote
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